第6章 侍女×宰相
「ジーン様ぁ…やめ…!」
熱い舌が割れ目をなぞるたび、シェリーはゾクゾクとしていた。
「すみません、シェリー。私は喉が乾いたのです。紅茶がダメになってしまった今、貴女のココを味わうしかないと判断しました」
「そ、そんな…!?」
まだティーポットに一杯分残っていた。
すぐに新しい紅茶を用意できるが、シェリーは黙ってしまう。
形はどうあれ、ジーンとの進展を望んだのはシェリーだ。
このチャンス、逃す訳にはいかない…。
「あぁん、ジーン様ぁ」
「おや。舐めれば舐めるほど溢れてくるんですね。湧き水のようだ」
じゅると吸われ、卑猥な音がシェリーを刺激する。
割れ目を舐められるだけの刺激に、シェリーは達しそうになる。本当は敏感なところも…ナカも舐めて弄ってほしかったが口には出来なかった。
「あっ…ジーン様…そろそろ…」
イク!って叫ぼうとした瞬間
「そうですね。ご馳走様でした」
ジーンは秘部から離れ、ハンカチで口元を拭う。
……え?
このままじゃ、イけないんですけど!?
ぽかんとしたシェリー。
だが、ジーンは満足そうだ。
「突然すみませんでした。シェリーは休んでいてください。それから、ティーカップのことは気にしなくて構いませんよ」
その笑顔にシェリーは何も言えなくなる。
不完全燃焼に身体は疼くばかりだが、夜に親友のフレイアへ涙ながらに語れば
「嘘ー!! 信じられないくらいの急展開ね!!」
と鼻息を荒くしていた。
詳細な説明を求められたのは言うまでもない。