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萌えシチュに今日もトロける【R18】

第5章 治療師×騎士団長




小さな火が、徐々に大きくなる。

どうやら団長が火を起こしてくれたらしい。

しかし、狭い小屋とはいえ、空気は冷えきったままだ。


「シェリー、しっかりしろ。そのままでは冷えきって命に関わるぞ!」


団長に頬をペチペチと叩かれる。
と、同時に理解した。

そう、濡れた服は体温を奪われる。
つまり、この後の展開はひとつだ。


「団長…服…脱がして…くだ…」
「あぁ、わかっている! だから意識をしっかり保つんだ」


横になったままぼんやりしつつも、団長を見上げる。


あぁ…想像以上に逞しい…

燃えるような赤い髪。
心配そうにシェリーを見つめる灰色の瞳。
そしてほのかに日焼けした肌は、筋肉隆々としていた。

団長は既に服を脱ぎ裸になっていて、目の前でぷらんと揺れる男根が目に付いた。


「まだ小さいのに…おっきい…」
「…シェリー!? しっかりしろ!」


あまりの過酷な現状に、シェリーは意識を手放してしまっていた―――







***





パチパチと薪が爆ぜる音がする。


なんだか温かいと思って目を覚ますと、すぐ耳元で声がした。


「気がついたか」


バリトンボイスのその声にドキッとしたが、もっとドキドキする状況になっていた。


体育座りしたシェリーは裸のまま、同じく裸の団長に後ろから抱きしめられていたのだ。


「だ、団長!?」
「水は飲めるか?」
「あっ、はい…」


差し出されたボトルには、少し温められたお湯が入っていた。
乾いた身体が命を吹き返すようだった。


「非常食もある。もし、お腹が空くようなら食べるといい」


またしても耳元で囁かれ、シェリーはゾクゾクしてしまう。



私、このまま団長に…?
あぁ、でもそんなに展開が早く進むかしら…



こんな非常事態に私ってば何を考えているのよ…!


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