第4章 孤児×王子
「あらあら、ギルバート殿下! 立ち上がれるほどお元気になられたなんて!」
入って来たのは三人の聖女だった。
壁際で交わる二人より、殿下が元気になっている事の方が衝撃的のようだ。
「あぁ、シェリーのおかげだ! マリーが言っていた僕だけの聖女だろ? 連れてきてくれてありがとう」
「まぁ…もったいないお言葉です。ですが、殿下。まだ病み上がりゆえ、無理はされない方が…」
ギルバートはゆっくり腰を前後させたまま会話を続けている。
どう考えたっておかしい状況なのに、ツッこむ人は誰もいない。
「それがな、マリー。僕は病にかかる前よりも元気なんだ! シェリーに射精すると、どんどん力が湧いてくる気がして」
「まぁ! それはシェリーの…聖女の力ですわ!」
「すごいね! シェリー」
えっと思った時にはもう遅かった。
ギルバートが激しく腰を打ち始め、卑猥な音が部屋に響く。
「やっ…待って…ギル…!!」
「あぁ、気持ちイイよ!シェリー!」
慌てたのはシェリーだけだ。
ギルバートは頬を染め、聖女三人は「あんな激しく動ける程に回復されたのね」と涙ぐんでいた。
「あっ、出る! 出すよ、シェリー!」
「まっ…あぁっ!!」
ドピュ!とナカに出され、またしても熱いモノが広がった。
ギルバートは呼吸を整えると男根を抜き、シェリーの片足を持ち上げたまま聖女達に見せつける。
「三回目の射精なのに、こんなにたくさん出るんだ。すごいだろ」
「えぇ。ご立派になられまして」
「それに僕のおちんちんは大きいままなんだ」
「あぁ…聖女のお力に感謝を…!」
ついに聖女たちはぽろぽろと泣き出す。