第4章 孤児×王子
「わぁ…いっぱい出ちゃった」
ぐちゅんと男根が引き抜かれる。
そして蜜壷からトロトロと愛液が溢れる様子をギルバートは嬉しそうに見つめていた。
「すごい…。僕の精液がシェリーの愛液と混ざって…エロくて、卑猥だなぁ」
「殿下…見ないでください…」
「なんでさ? こんなに素敵な光景、初めてだから感動しているんだよ。それに…」
ギルバートの指がシェリーの割れ目をなぞる。
「あっ…殿下っ…!」
「ねぇ、シェリー。僕のことはギルって呼んで?」
「で、でも…」
「いいでしょ? そしたらシェリーのナカ、もっと突いてあげるからさ」
ゾクっとした。
もっと、突いて欲しい…。
シェリーの身体は正直だ…。
「ほら、聞こえるでしょ? すごいぐちゃぐちゃだよ、シェリー。それに、もっと欲しいって僕の指を嬉しそうに飲み込んでいる」
ギルバートの指が蜜壷に入れられ、ナカを掻き回す。
愛液が泡立ち、こぽこぽと溢れ出していた。
「呼んで、シェリー」
「……ギル…」
「…っ! 嬉しいよ、シェリー!」
指が抜かれ、抱きしめられるとキスをされる。
その濃厚なキスに、シェリーは何度もギルバートの名前を呼んでいた。
「僕ね、僕だけの聖女に会えたら、ヤリたい体位がいっぱいあったんだ」
「……え、体位?」
「そう、これ見て!」
そう言って差し出されたのは先程マリーが持っていたものと同じ本だった。
男女の交わりについて、体位や感じ方など、事細かに書かれている。
「僕、ベッドでするのもいいと思うけど、不安定な格好で相手を必死に求めるのがスゴくいいと思うんだよね」
にっこりとギルバートが笑う。
開かれたページには立ったまま交わるイラストがあった。