第4章 孤児×王子
繋がったまま、シェリーはギルバートを見下ろす。
最初こそ年下の少年と交わる事に抵抗があったものの、今ではもっとしたいと思っている。
媚薬の効果はまだ切れていない。
しかし…これ以上は『治療行為』では無くなる。
あんなに青白かったギルバートは、今では赤みがさし、肌もツヤツヤになっていた。
改めてよく見ると、目を瞑った状態でもイケメンだとわかる。
これは将来大物になりそうだ…
シェリーは先程入ってきたドアを見る。
おそらく隣の部屋で聖女達が待機しているだろうが、こちらに来る様子はない。
さすがにまだ十分も経っていないため、そんなに早く終わると思っていないのだろう。
「……ギルバート殿下。ごめんなさい」
シェリーが腰を上げると、くちゃっと音を立てる。
そして下ろせば、蜜が一気に溢れ出す。
そこにはギルバートの精液も混ざっていた。
「あぁっ! 気持ち良いっ!!」
ギルバートも媚薬の効果が残っているのだろう。男根は射精前と変わらずガチガチだ。
「あぁん! すごいっ…ギルバート殿下の…イイっ!」
ぐりぐりと腰を押し付けては上下させ、シェリーは狂ったように快感を味わっていた。
自慰行為にハマる人の気持ちがわかったかもしれない。
シェリーは喘ぎ続け、ついに絶頂を迎える――
「はぁっ…はぁっ…」
ビクンビクンと痙攣する蜜壷。
まだ足りないと身体は訴えていた。
しかし、さすがにこれ以上はやりすぎだろうと思った時。
「―――え?」
碧眼の瞳と視線がぶつかった。