第4章 孤児×王子
その部屋は思っていたよりも狭かった。
必要最低限の調度品しかないところを見ると、治療の為に用意されたのだろう。
部屋の中央には大きなベッドがある。
「シェリー、こちらがギルバート殿下です。意識が無くなって三日経つので、栄養補給できず、少しやつれてしまっております」
マリーに促されてベッドに近寄ると、そこには顔を真っ青にして苦しそうにしている金髪の少年がいた。
しょ、少年…!
つまり子供よね!?
「マリーさん、ギルバート殿下はおいくつなんでしょうか?」
「殿下は今年十四になります」
「…よ、四つも年下!」
十代での四つ差は大きい。
まだ殿下は子供ではないか…。
「さぁ、シェリー。こちらを」
渡されたのは小瓶だ。
そこに青い液体が入っている。
「媚薬です。貴女と殿下に服用していただきますね」
マリーは殿下にかかっているシーツを勢いよく剥ぎ取る。
すると、なんと殿下は何も身につけていなかったのだ。
やつれた身体。その中心では小ぶりな男根がへにゃりと横たわっていた。
そんな事に気にせず、マリーはギルバート殿下の口に媚薬を流し込む。
すると
「えっ…嘘っ!?」
媚薬の効果が早くもあらわれ、ギルバート殿下の男根がピクっと動き出す。
それはぐんぐん大きくなり、その細身の身体に見合わない程の太さを持ち、ピン!と天を仰いでいた。
「さぁ、シェリー。早く」
マリーに促され、シェリーも媚薬を口にする。
甘くて味は悪くない、なんて思っていると、すぐにお腹の奥が疼いてくる。
「シェリー、しっかりたのみますね!」
三人の聖女は一礼すると部屋を後にする。
残されたシェリーは反り勃つ男根を凝視し、ごくりと喉を鳴らした。