第9章 私のストーリー【番外編】
「お兄様…うちにどうしてこんな部屋が…?」
ドキドキと高鳴る胸を押さえると、シルフォードはガウンの腰紐に手を伸ばす。
鏡には二人がしっかり写っており、ここで抱かれるのだと想像して、シェリーはトロっと蜜を溢れさせた。
「うちの家系は皆、性欲がとても強い。尋常ではないくらいね。だから、歴代の当主たちはこうして変わった場所で楽しめるようにといくつもの部屋を作ったんだ」
細い廊下にあったいくつもの扉。
各部屋に色々と楽しめるような設備があるらしい。
ぱさっとガウンが脱ぎ捨てられる。
裸になった二人は抱き合うと舌を絡ませていた。
「鏡を見ながらシたいんだろう」
シルフォードの手が背中から丸いお尻へと滑る。
さらにその先を期待してシェリーは腰をくねらせていた。
「ベッドはないが、魔法石のおかげで身体が痛むことはないはずだ。そして、鏡のおかげで目でも楽しめるよ」
「お兄様っ…」
鏡の上に寝転がされ、足を開く。
「ずいぶんと蜜を溢れさせたね。太ももまで流れてるよ」
シルフォードが太ももの蜜を舐め、秘部へ舌を這わせる。
「あぁん! お兄様っ、気持ちイイっ…!」
じゅるじゅると音をさせて蜜が吸い取られる。
シェリーは気持ちよくなり喘ぎながら、天井から目が離せなかった。
そこには仰向けになり足を開いたシェリーと、蜜壷に吸い付く兄の姿がしっかりと写っていた。
それがなんとも卑猥でシェリーはより興奮していることに気づいていた。
「まだまだ溢れてくるね。シェリーは本当にエロい子だ」
ぐちゅん!と指が挿入され、ナカを刺激する。
愛液が泡立ち飛び散ると、水玉はしばらく形状を保った後、消えていった。
おそらく魔法石による浄化効果だろう。