第9章 私のストーリー【番外編】
「さぁ、確認しようか」
そう言って嬉しそうなシルフォードはシェリーを起こすと背後からシェリーを抱きしめる。
目の前にはシルフォードが置いた鏡があり、裸のまま兄に抱きしめられているのがしっかりと見えてしまう状態だ。
「お兄様…何を…?」
「言っただろう。シェリーが本当に濡れてないかの確認だよ」
「えっ…ひゃぁっ」
不意に足を開くように持ち上げられ、シェリーは顔を真っ赤にする。
いきなりのはしたない格好に焦ってしまうが、シェリーは丸見えになった自分の秘部に視線が釘付けになる。
そこは見る前からわかっていたとおり、しっかり濡れていた。
「お、お兄様…許して…」
「何を?」
「お兄様に触られて、濡らしていました…だから、こんな格好」
恥ずかしい…そう言いつつも目を逸らさない自分にシェリーは気づいてなかった。
そして、シルフォードは嬉しそうにシェリーの耳たぶを舐める。
「シェリー…自分でもっとよく見えるように開いてみせて」
「……っ!?」
くちゅっと音がしてシルフォードの舌が耳穴を舐める。
自ら開くなんてもっと恥ずかしい。
それなのに、兄はシェリーの足を押さえたまま耳を刺激し続ける。
「ここからじゃよく見えないんだ。濡れてるか確認したい、だからいいだろう」
「そ、そんな……」
シェリーはかぁっと真っ赤になる。
恥ずかしいのにシルフォードに指示されてドキドキしている自分もいた。
「さぁ、よく見せて、シェリー…」
今度は耳たぶが甘噛みされる。
気持ちよくておかしくなりそうだ。
そして、シェリーは恐る恐る自分の秘部に手を伸ばす。
触れた指先から感じる熱と蜜のトロみ。
「そう、シェリー。左右に開いて」
「……は、はい」
シェリーが指先に力を込めて左右に開くと、ぬちゃっと卑猥な音がして秘部がより露になる。
シェリーは息を飲み、胸を高鳴らせていた――