第8章 私のストーリー
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「あん…っ!! 気持ち…いいっ…!」
昨夜と同じように寝たフリをしたシェリーは、今日もシルフォードの舌で愛撫されていた。
夜遅くに部屋を訪ねてきたシルフォード。
そして濃厚なキスから胸への愛撫。そして…
「はぁっ…愛しいシェリーのおまんこ、今日も美味しいよ」
「あぁぁん!」
熱い舌が蜜壷を掻き回す。
既に何度も絶頂に達したシェリーは喉を枯らしながら喘いでいた。
昨夜より緊張は和らぎ、胸いっぱいに幸せな気持ちが広がる。
今日もシルフォードが来てくれるのかもしれないと考えたら、とてもじゃないけど魔法書を開く気にはなれなかった。
真っ赤な蕾を強く吸われ、シェリーの腰がガクガクと震える。
シェリーが達する度、シルフォードは嬉しそうに「もっと感じて」と呟くのだ。
たくさん愛撫され、感じずにいられようか。
シーツに染みをつくり、さらに蜜を溢れさせる。
シェリーはたまらなく興奮していた。
気がつけばシルフォードに言われるより前におねだりしていた程だ。
ナカを掻き回され、キスもねだる。
シルフォードはシェリーのお願いに応えてくれた。
数え切れない程達して声が出なくなった頃、薄らと空が明るみ始め、終わりが近いのだと悟る。
身体はガクガクでもう動かない。
それなのにもっと舐めて欲しいと思ってしまう。
シルフォードが離れ、扉が閉まる音を聞くと、寂しいとさえ感じてしまうのだ。
私はおかしくなってしまったのだろうか?
そんな疑問を飲み込み、また次の夜にシルフォードが訪ねてきてくれたことに歓喜する。
そんな日々が、当たり前になっていた―――