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【呪術廻戦】抱きしめた分だけ君を想う

第1章 無茶な恋




その日の私は多分うかれていたと思う。



朝任務に行く前にメッセージを知らせた携帯を開くと「20時に俺の部屋」と素っ気ない連絡ながらも五条先輩からのメールに嬉しくなる。色々打ち込みたいのを我慢してシンプルに「はい!」と返事をした私はニヤニヤとした顔を隠す事なく部屋を出た。



補助監督さんの待っている待ち合わせ場所に向かえば、すでに同期の七海と灰原が待っていて「七ちゃーん!雄くーん!」と手を振れば2人は「おはよう」と言いながらも上機嫌な私に「朝から元気ですね」「なんか良い事あったの?」と聞いてくる2人にニコニコと笑顔を見せた。



簡単な任務だった事もあり夕方には寮に戻ってこれて、シャワーを浴びたあと学生食堂へと向かう。



食堂に入ればすでに七ちゃんと雄君が待っていて、2人と同じテーブルに座り夕食のハンバーグ定食を口へと運んだ。



「明日の体術訓練3年生と一緒らしいね!」



ほうれん草のおひたしを口に運びながら嬉しそうに話す雄君は、夏油先輩の事が大好きで尊敬してやまないらしい。だからそんな3年生と一緒に体術訓練が出来て嬉しいのだろう。私も五条先輩に会えるのはめちゃくちゃ嬉しい。



「そうなんだ!きっとまた私コテンパンにやられるんだろうなぁ」


「五条さん容赦ないですからね。夏油さんもまぁまぁ容赦ないけど」


「あー早く明日にならないかなぁ!早く夏油さんと手合わせしたい!」


「雄君は本当に夏油先輩大好きだね」



雄君のキラキラとした笑顔を見ながらつられて微笑み返した時だった。



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