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【呪術廻戦】抱きしめた分だけ君を想う

第27章 初めての






「つーか、こいつの男まじで怖ぇから手出さない方が良いぞ。お前ら余裕で殺されるから」





先ほどの冷たいばかりの雰囲気とは打って変わって、今度はニヤニヤと意地悪気な表情を向けると「なぁー」と言って私の肩へと腕を回し男達へ親指を下へと向けるポーズをした。




「いや、いくらなんでも殺しはしないと思うけど…」




「お前は傑のこと全然分かってねぇな、半殺しは確定だろ」




「シャレにならないから辞めて」





そんなことをしたら、夜蛾先生から一体どれほどのお説教をくらわせられるだろうか。そもそも傑先輩は一般人相手に本気で拳を振るうとは思えないけど。





私と五条先輩の会話に、男達は焦りを感じたのか「し、しみませんでしたー!!!」なんてそんな情け無い台詞を吐き出すと、慌てて夜の道を走って逃げて行ってしまった。





「もうこのコンビニ二度と来んなよー、バーカ」




どこか楽しそうな五条先輩は、ケラケラと笑いながら彼らの背中へと手を振っている。きっとあの人達がこのコンビニに来ることは一生無いだろう。





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