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【呪術廻戦】抱きしめた分だけ君を想う

第7章 不器用な優しさ





素直じゃ無い面倒な女みたいなこと…いや、うん。間違いなく私は素直じゃ無い面倒な女だ。硝子先輩の言葉は間違ってない。



「あぁ、ちなみにこれは五条の事だから」



「え?五条先輩?」




「日々あんなクソみたいな事してるくせに、こんな一面もあるんだと思ってさ」



「……?」




うーん…私はどうやら硝子先輩の言っていることの意味を上手く理解できていないみたいだ。




私ではなくて…五条先輩が素直じゃない面倒な女みたいだってこと?それってどういう意味なんだろう。ちっとも分からない。




だからと言って、硝子先輩に詳しく聞いたところで恐らく答えてはくれないだろう。何となくそんな気がする。




「まぁどっちにしろ、厄介なことになってるのは間違いないね。本当面倒な男共だ」




硝子先輩は、私に向けていた視線をベッドサイドに置いてあったビニール袋へと向けると「コイツも重症みたいだしな」と呟きカルテを書き終えたのかゆっくりと立ち上がった。




「部屋までは一人で行ける?」




「はい!大丈夫です」




「三日間は絶対安全、暇だからって七海の部屋に行ったりするのもダメだよ」




「えー、少しもダメですか?」




「部屋から出るの禁止、分かった?」




「分かりました…」




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