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【呪術廻戦】抱きしめた分だけ君を想う

第7章 不器用な優しさ





ゼリーを何とか食べ終え布団へと再び潜り込むが、変な時間に寝てしまったせいだろうか…全く寝れる気がしない。



なんならさっきまで任務のアドレナリンがバンバン出ていたはずなのに寝れたのが不思議なほどで、今は一瞬たりとも眠れる気などしなかった。




ボーッと窓の外の夜の高専を眺めながら外を見つめていると、ふいにガラガラという音が聞こえてきて、その後にコツコツと革靴が鳴る音が聞こえてくる。




それに反応するようにしてベッド周りに閉まっているカーテンの方へと視線を向けると、シャッと勢い良くカーテンが開く音がして、そこに立っている人物を見て私は大きく目を見開いた。





「…五条先輩」





何故ならそこには五条先輩が立っていたからだ。




え、どうして五条先輩がここに?怪我でもしたの??




そう思い先輩を頭の上からつま先まで見てみるが怪我をしている様子は全くもってない。そうだよね、五条先輩が怪我なんてするはずがないよね。




そんな事を考えながらもう一度五条先輩へと視線を戻せば、先輩はこちら側に入るとカーテンを閉め私のベッドへドカッと乱暴な音を立てながら腰掛けた。




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