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【呪術廻戦】抱きしめた分だけ君を想う

第6章 二人の最強





「怖くないですよ」



「でも夜中に廊下からギシギシ音がするかも」



「高専は古くて建て付け悪いからね、隙間風でも音が鳴るよね」



「そうですね、だから大丈夫です。所詮隙間風なので」



「冷たいー!冷たすぎる!!」



「そもそも高専は天元様の結界で呪霊一匹入れないんですから、怖がる必要はありません」




呆れた様に話す七ちゃんにうるうるとした瞳を向けてみるが、全くと言って良いほど効果は無さそうだ。




「そう言う意味じゃないのぉ…もうこの古い建物自体が怖さを出してるんだってばぁ」




「諦めて一人でここで寝て下さい」




「七海は枕が変わると寝れないタイプだからね、部屋で寝たいんだよね」




私と七ちゃんのやり取りに見兼ねた雄ちゃんが新しい情報を寄越す。




「え、そうなの?」



「そうそう!長期での泊まりの任務とかはいつもキャリーバッグに枕入れて来てるし」



「灰原余計な事を言わなくて良いです」



「じゃあ枕ここに持ってきて一緒に寝よう!」



「嫌です」




断固として頷いてはくれない七ちゃん。さすがの私も諦めモードで今度は雄ちゃんの方へと視線を向けた。




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