第3章 2話
場地side
俺にはとてつもねぇ位可愛い妹がいる。
本当に俺と血が繋がっているか!?と思う位だ。
眉毛とか髪の毛、八重歯もあるから血は繋がっているのだが。
そんな妹は俺と同じ感じのガリ勉姿で学校を過ごしてもらっている。
なぜかというと
本当に可愛すぎるからだ。
バカだと思われるが本当に可愛い。
よくナンパされていてその度に撃退していたが、すずは本当に分かっていなかった。
『あれ、さっきの人がねご飯一緒に食べよ!って言ってたのにいないよ?圭ちゃん知らない??』
と天然ぶりを発揮していた。
だからこそ、俺や千冬、東卍の皆で守っているのだが。
着替えているとじーっと見ている視線に気がついた。
「?どうかしたか?」
たまらなくなって声をかけると特服が似合ってると返ってきて思わず恥ずかしくなった。
今までも見てきてるだろ…
と思うがこれを頻繁にしてくるのでそこも可愛い所だと思う。
すずが別の部屋で着替えていると、大きな声で呼ばれたので急いで向かった。
「!!」
扉を開けると、そこには着替え途中のすずがいた。
しかし、格好が格好だった。
特服のサイズが合わなかったのであろう、ズボンははけていたのだが問題は上だった。
成長期なのだろうが、胸のサイズ部分が小さいらしくボタンが閉まっていなかった。
あろうことか、無理やり閉めようとしたらしく下のボタンは止まっていたが、上は開かれていて胸の大きさがよく分かった。
「おぃ、それで行くとは言わねぇよな?」
一応念のため聞いた。
あいつならありえそうだからだ。
『本当は行きたいけど、壊れたら嫌だからどうしようかなって』
マジでか…
そんなんでいったら、ナンパホイホイじゃねぇか!
「上の服は一旦脱いで、中にTシャツ着ろ。終わったら行くぞ。」
俺の持っていたTシャツを渡して部屋を出た。
素直に着たらしく、上の服はジャケットみたいに腕を通すだけにしたみたいだ。