第6章 5話 ☆あいつへの想い
好き?
好きってどういうこと??
たかちゃんが私を?
急にちゅうをされたことにビックリしてしまうがそれよりもビックリしてしまった。
『え…っと、わ、私も!たかちゃんのこと好きだよ!』
突然の告白に勢いで返しちゃった私。
「え?ま、まじで言ってる…?」
目を見開き、驚くたかちゃん。
『うん!だっていつも優しくしてくれるもん!もちろん、八戒も万次郎くんもけんくん、千冬にみーんな好き!たかちゃんも同じ気持ちってことだよね?』
急に気分が下がったかのように肩をすくめるたかちゃん。
な、何で!?一緒じゃなかったの!?
「…こいつはこういうやつか。俺だけマジになって馬鹿みてぇ…」
『私だって本気だもん!』
「……俺の好きとすずの好きの違いを教えてやる。別にいいだろ?」
…?好きに違いなんてあるの?
そう思っていると、たかちゃんはもう1回ちゅうをしてきた。
『んっ…ふっ…』
息が出来なさすぎて思わず、やめてとたかちゃんの胸を叩くも止めてくれない。
思わず口を開けてしまうと、私の口の中に舌を入れてきたのだ!
『っあ!ふぁ…んぅっ…』
自分じゃない自分がいるのが怖くて涙が出そうになる。
相手はたかちゃんなのに、いつも優しいのに。
今は違う人なのかと思うほどおかしくなってる。
私もなのかも知れないけれど…
ムズムズとしてしまうのは何だろう?
もっと…となってしまうのは何だろう?
自分の感情が分からなすぎて、ポロっと涙がこぼれた。
「わりぃ、でもすずに分かってもらいたいからやめられねぇ…」
困った顔もするもやめてはくれないみたいだった。
『ひゃっ、な、んで!む、ね揉むっの…!』
ぺーくんの時とは違い押し付ける感じじゃなくて、高価なワレモノに触れるかのような感じに思わずまた声が漏れてしまう。
「やっば…マジでやわらけぇ。」
質問には答えてくれず、ブラジャーの上から揉むたかちゃん。
どんどん変な声と気持ちになっていくのを感じる。
『ぁん!ふぁっ…んっ!』
下着の上から揉んできたのが、ブラジャーの隙間に暖かい手がするりと入ってきた。