第5章 4話 強くなりたい。
エマside
うちの服を着ているすずを見た瞬間
天使!!
しか感想が無かった。
いつもはワンピースとかTシャツにズボンみたいな簡単に着れる服しか見てみなかったから新鮮だった。
エマも150センチ位しかないから小さい方なんだけど、すずはそれよりも小さい。
むしろまだランドセルすら背負ってても違和感ないもん!絶対に言えないけどw
メイクをしてあげていると恋ばなになってケンちゃんの話をした。
不安な気持ちを伝えると、すずの優しい声が聞こえて安心した。
だんだんこっちが恥ずかしくなってきちゃう位になったから、逆に好きな人を聞いてみた。
『圭ちゃんと千冬はいつもね助けてくれて頼もしいから好き!でね、たかちゃんとけんくんもお母さんみたいで好き!あとはぱーくん、ぺーくん、八戒くんも万次郎くんもお話いっぱいしてるから好き!でもね、エマちゃんは私と仲良くしてくれるし、お出かけも楽しいし時間忘れるくらいお話したいって思うの!だから大好き!!』
思わず唖然…
その後に我に返ったみたいで、あたふたするすず。
聞いたこっちが馬鹿らしくなっちゃう位笑った。
『変なこと言ってた!?えっ?』
「ううん!いやぁ、うちもすずが大好きだよ!」
伝えると、ぱぁあっと目を輝かせていた。
そんな天然すぎるとこが皆を惹き付けてるんだよね。
メイクも充分にすると、すずは鏡の自分を見て驚いていた。
『すっ…ごい!私も大人っぽい女子になってる!』
「ちょー可愛い!ね、私も着替えるからさそのまま一緒にお出かけしよ!」
こうして、すずと一緒にお出かけすることになった。