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[東リベ]○○の妹が可愛すぎる。

第5章 4話 強くなりたい。






今、朝の8:00。

ここは佐野家、今日はお願いをしにやってきた。

先日、ぺーくんから教えてもらって分かったことがある。

実践で何も出来なかったこと。

もしかしたら、攻撃出来てたら変わったのかなって思い出したのだ。

本当は兄に聞こうと思ってたが、こないだのことを思い出すと心が痛かった。

だから、師範の万作先生に体術を教わろうと会いに来た。

大きな扉の目の前に立つと、思わず身震いしちゃうような気持ちになる。

道場に通ってた頃が懐かしいな…あの時は皆ではしゃいでたっけ。

そう思ってると、私を呼ぶ声が聞こえた。

『え、エマちゃん!?』

「おはよ!今日、何か約束してたっけ?」

考え込むエマちゃんにこないだのこととか話し、今日の目的を伝えた。

「そうなの??え、大変だったね!?」

『そうなの。今日、万作先生っているかな?』

「あ、今日は町内会の集まりでもう家出てるんだよね…うーん、あ!!すず!おいでおいでー!」

エマちゃんはニコニコしながら私をお家の中に入れてくれ、案内してもらったのは一枚の襖の前。

『え?どゆこと?』

戸惑っていると、スパーン!といい音を鳴らしながら襖を開けるとそこには寝ぼけつつこちらを見る万次郎くんと目があった。

「…すず?」

「マイキー!寝ぼけてないで!すずを助けてあげてよ!うちからのお願い!!」

ぐいぐいと万次郎くんの胸元を掴み話すエマちゃん。

その光景にビックリしつつも、道場行って待ってて!とエマちゃんに言われてはい!と返事をしてしまった。

道場でボーッとしながら待ってると足音がして、そこには万次郎くんがいた。



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