• テキストサイズ

[東リベ]○○の妹が可愛すぎる。

第4章 3話 ☆どこの家だって兄妹喧嘩もする。





家へ入り着替えると私は真っ直ぐ兄のとこへ向かった。

『け、圭ちゃん、あのねっわぁっ!!』

座ってる兄の目の前に正座して話そうとしたら、手をぐいっとやられて抱きしめられた。

「三ツ矢から話し聞いて心配したんだぞ。すずに何かあったらって思うと不安なんだ。それにさっきは言い過ぎた、悪かった…」

それを聞いてまた涙溢れてきた。

一体、今日は何回泣くんだろう…

『っ!わ、たしこそ…ごめんね。け、けぃちゃんのこと分かってなかった。それに、ほっぺ…痛かったよね…?』

少しまだ赤みのある兄の頬を撫でると、クスッと笑われた。

「ックク、確かにな…流石、俺の自慢の妹だワ。」

『もぅ、謝ってるのにぃ…』

少しむくれると悪ぃ、悪ぃと笑いながら謝ってくる。

仕方がない、もうこれで喧嘩はおしまいだ。

『あのね、たかちゃんのとこの女の子が言ってたんだけどね…知らない人だったら駄目だけど、知ってる人だったら一緒にいてもいいってことだよね??』

ふと思い出して聞くと、兄は目を丸くしていた。

「…今日起きたこと分かってんのか?まぁ、今日はいっか。」

小さく話した一言は上手く聞き取れなかった。

何て言ったんだろう??



その後、ぺーくんは兄によってボコボコにやられていた。

しかし、私がその理由を知ることは無かった。

ぺーくん、何かしちゃったのかなぁ?



/ 37ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp