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[東リベ]○○の妹が可愛すぎる。

第4章 3話 ☆どこの家だって兄妹喧嘩もする。





ぺーやんside


歩いていたら、見覚えのあるやつが誰かに絡まれていた。

「すずじゃん。ナンパか、あれ?」

嫌そうな顔をしているすずが見えたので思わず助けに行った。

すずはぽけーっとしてるので思わず怒っちまったが、全く分かってねぇ!

危機感の薄いあいつを人通りの少ない所へ連れていくと、壁に押さえつけた。

ドサッ

鞄の落ちる音がした。

『え?ぺーくん、どうしたの?もしかして…怒ってる…よね?ごめんね?助けてくれてありがとう!』

これでも勘違いしまくるすずにまた眉間に皺がよる。

本当にこいつは分かってないのか。

「そうじゃねぇんだよなぁ…。これは、おめぇのためにも言ってんだぞ。今から俺から離れてみろよ。」

『?どういうこと?…ぺーくん、手を離してくれると嬉しいな?』

意味を間違ってるのか、上目遣いで俺を煽るすず。

抵抗する気もあんまりないようで、口で解決しようとしやがる。

ここまでくると天然を通り越して、大馬鹿過ぎるだろ。

兄より勉強が出来るとはいえ、勉強以外はからっきし駄目じゃねぇか!

「さっきみたいにホイホイ着いてくるとこういうこともあんだぞ??分かってんのか??」

『お店に行ってご飯ってことかと思ってたけど、違ったっていうことだよね?』

何度も言っても分かっていないらしいすずにプチンと何かが切れた。

『っ!ぺ、ぺーくん??や、やだ…怖いょ。やめて!』

「お前がそうくるなら、俺が助けなかった結末を教えてやるよ!」

顔をグッと小さな顔に近づけ、もう片方の手で眼鏡を取ってやった。

すずは、んっと声をもらすも抵抗らしい抵抗は見せなかった。

だからそのまま続きをしてやった。

『か、返して。ぺーくん、お、怒るよ!?』

「反撃すらしねぇやつには意味ねぇから。それにそんなことをしても男を煽るだけだ。」

カラン

眼鏡が落ち、大きな目が少しうるっとしているのがみえた。

少し欲情しちまって、手をその小ささ体に似合わない胸に当てた。

『やぁっ!お、おっぱい、触ってる!はーなーして!んぁっ』

少し揉んでやると、抵抗らしい抵抗を見せてきたがそれも俺には通用しない。

『ひっく…こ、わいよぉ。けいちゃん…』

すると、ポロッと大きな瞳から涙が出た。


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