第3章 2話
しばらくすると、万次郎くんとけんくんの声がしてそっちに行ってみた。
『あ、そろそろ集会始めるよね??今日はエマちゃん来てるー??』
キョロキョロとしてるとその後ろにエマちゃんがいた。
『エマちゃーん!会いたかったよー!』
手を広げて会いに行くと、エマちゃんもすず!と呼びながらぎゅってしてくれた。
本当に天使過ぎる!
「うちも会いたかったよ!本当に妹みたい!すずが妹だったらいいのに…」
膨れるエマも妹みたいで私にとっては癒しだ。
『圭ちゃんの妹だから本当の妹だよwでもエマちゃんと家族も楽しそう!ね、今度新しく出来たカフェ行こうよ!エマちゃんが好きそうなとこ見つけたんだー!』
「すずと遊びたいとうちも思ってた!行こ行こ!」
エマちゃんと話していると、万次郎くんが話し始めたので静かにすることにした。
普段の万次郎くんとは違いすぎるんだよね、えと…これをぎゃっぷ?って言うのかな?
いつもの万次郎くんは可愛いって感じなのに、集会とかになるとかっこいいんだよね~。
けんくんは大人って感じで落ち着いていて、本当に1個上なの??っていうレベルの持ち主。
圭ちゃんはわんぱくなんだけど、本当に正反対!
色々と考えてるとあっという間に集会が終わった。
ちらほら帰る人がいる中、混んでるので待っていると圭ちゃんと千冬たちが迎えに来てくれた。
『皆、お疲れー!かっこよかったよ!』
「おー、帰るぞ。俺の後ろ乗れー。」
兄がそういって手を引いてくれてバイクまで連れてってくれた。
『よろしくお願いします!圭ちゃん』
挨拶をしてバイクに乗るとマンションまで走らせてくれた。
安全運転で落ち着くんだよね、これが。