第3章 2話
三ツ矢side
八戒と話していると、この場にはあんまり合わないような幼い声が聞こえた。
チラッと見てみると、その小ささと見覚えのある姿は場地の妹の涼華だった。
学校も違うからしばらく合わなかったけど、可愛いにプラスして綺麗さも出てきたようでビックリした。
ぺーやぱーと話していると、すずはドヤ顔をしていた。
『そうなの!大きくなったみたいなの!成長期きたかもしれない!』
この一言に周りは固まった。
確かにな、大きくなったなとは思った。
…特に胸周りがな。
特服を作り直す話をすると、すずは目を輝かせていた。
『ありがとう!たかちゃーん!』
「!!」
お腹辺りに軽い衝撃を受けて見てみると、すずが俺に抱きついていた。
ルナマナを思い出すのもあるせいか、頭を撫でてしまう。
本当に妹みたいなやつ。
そうこうしてると、マイキーやドラケンが着た。
「あれ?すず久しぶりじゃね!?元気ー??」
『元気元気!万次郎くん、けんくんも会いたかったよー!』
俺から離れてマイキーとドラケンの所へ行ったすず。
お腹の暖かさが無くなったのが少し寂しいな…