屈強なおまわりさんにめちゃめちゃに甘やかされているのですが。
第2章 陽だまりと闇
「嫌だった?メオちゃん」
「ッ…嫌、では、無いですケド…は、恥ずかしいというか…」
「君がボクのものになってくれたジジツが嬉しくて。噛み締めたいんだよね。ダメかな?」
そ、そんなふうに言われたら、断れない…
「わ、わかりました…で、でも!」
「ん?」
「こ、このままでは私っ、こ、ここコイビトではなく、ガントさんの愛玩動物になってしまいそうでッ!!!!」
一瞬目を丸くするガントさん。しかしすぐに
「あっはっはっは!!!メオちゃんってホント面白いね〜!」
と大笑いされた。笑い事じゃない。
「まぁ、でも。わかったよ。可愛がり方をチョット間違えたかな?」
そう言いながら席を立ち、私に近づくガントさん。
そのまま私に口付けた。
「んっ…」
あの初めてのキスから、何回かキスはしているので、少しずつ慣れてきた。
「んっ…んぅっ!?」
ち、ちがう、これはっ…
いつもの触れるような、優しいキスとは違う。
ガントさんの逞しく大きな舌が、私の小さな口に無理矢理侵入してくる。
息ができない。何が何だかわからない。
「んぅ、ぅ…ぷはっ」
やっと離してくれるガントさん。
私の息が上がる。多分顔も赤い。
「…ズルいなぁ。そのカオ。ボクにしか見せちゃいけないよ。」
悪戯に笑うガントさん。
「…やっぱり、虫除けは、必要だねェ…」
「む、むしよけ?」
「いや、こっちの話だよ。」
ガントさんは私を優しく抱きしめた。