第12章 爆豪日和?!
俺から出久に話しかけようとしても、どこから湧いて出てきたのか間にズンっと爆豪が入って来て邪魔だ!と理不尽にキレられる。出久が頑張って話しかけようとしても爆豪節が炸裂し出久は追い返されてしまう訳で…
「「…………。」」
(そして黙食…!!ご飯はとても美味しいさすがランチラッシュ!!)
「あのさ」
「おい」
「「……………。」」
(被っちまったぁぁぁぁ!!)
「爆g」
「てめ」
「「…………。」」
爆豪がガルルルルと威嚇し始める
(わかるわかる!!気持ちわかるよ?!地獄絵図みたいな感じだよね?!いやぁ〜わかるわかるわかるよ!!俺も何とかしたいんだけどね!)
そんなこんなで切羽詰まった爆豪は机をバンッと叩いた。
「あ゙あ゙クッソ!!てめぇ食いたいものねぇのか?!」
「今食ってるけど?!?!」
「ちっっっげぇええええわボケ!!ダァアアアアア!!クソが!!死ねカス!!!」
「えええええええ?!?!」
目を吊り上げまくり、歯を剥き出しにし怒りまくる爆豪をなだめること数分…
「……つまり、泊まりに言った時何が食べたいって話をしたかった訳か…」
「チッ…察し悪すぎだろボケ」
理不尽だと思いながら心の中でその言葉を飲み込む…またキレられるのが目に見えてるからだ…
(何となく今日の爆豪の行動の意味がわかったような気がする…昨日の誘いも言いずらそうにしてた事から俺にこれを聞きたかったんだろうけどなかなか言い出せず、覚悟を決めた所で俺の勘違いが炸裂したという所かな…ちょっと悪いことしたような…)
そんな考えを今は片隅に置いて爆豪の質問の答えを考える。けれどいざ言われてみても思いつかないもので…それを見兼ねた爆豪がさらに質問を追加した。
「嫌いなもんとか好きなもんとかねぇのかよ」
「嫌いな物かぁ〜特にないな。仮にあったとしても個性使って美味しく食べられるし!好きな物は美味しいものだな!」
と言ったところでふと考えた。
(これは全然答え導き出せてない…)
爆豪を見てみると不機嫌になっているのがよく分かる…ヒェッと思っているとふとオールマイトの事を思い出した。