第11章 ワクワク!?第一回学校っぽい事!!
「あ、ああああのね!!き、きき、きき昨日はあああありがとう!!さっき保健室に行ったんだけど腕が完全に完治しててね治療せずに戻ってこれたんだけどリカバリーガールから一心君の治癒能力の事を聞いてね…体力を沢山消耗するって聞いて…僕、その、心配で……」
早口でそう言う出久の頭をヨシヨシと撫でる
「どういたしまして、俺の事心配してくれてありがとう!この通りピンピンしてるし!大丈夫だ!!」
ニッと笑ってみせると出久の体から力が抜けたように表情が穏やかになる。が、顔は更に赤くなっていく
「昨日、教室飛び出した後戻ってきたデク君の腕が綺麗に治ってて本当に驚いたよ〜!その後顔真っ赤にして慌てて帰ってたけど」
「ちょ、麗日さん!?」
その言葉にハワハワと慌てる出久、麗日はキョトンとしている
「そうなのか? ちょっとミスったかな? そういや今も顔赤いし…熱か?変な副作用でも出たかな」
「こ、こここれは大丈夫!!熱とかそんなんじゃなくて!!全然大丈夫な奴だから!」
そんな事を話していると後ろからおはようと飯田の声が聞こえた。
「お!おはよう、インタビューお疲れ様!」
「ありがとう。ところで、言葉君…君は治癒能力も使えるんだな!凄い個性だ! 言葉にするだけで治癒出来るのか?」
「いや、言葉にするだけで治癒はイメージしずらいのと効果が安定しないからひと手間加えるんだ。相手に触れるとか…もっと効果を確実にするために具体的なイメージしやすいリカb」
「わぁあああああああ!!」
「「「???」」」
出久の大きな声に三人はキョトンとする。出久は大きな声を出したは言いもののここから話を繋げるのが思い浮かばずオロオロとしていると
「おい、テメェらどけや!」
「お!おはよ〜爆豪!ごめんな」
一心がそう言いながら道を開ける。爆豪は横目でジーッと出久の腕を見つめ、自分の席にドカッと座った。
(かっちゃん!!!ありがとう!!!)
心の中で出久は叫びながら、爆豪をチラッと見ると目が合ってしまった様で…
「何見とんだクソデク!!ぶっ殺すぞ!」
今日早々にブチ切れられた出久であった…