第8章 ついに来た戦闘訓練!!後編
「切島がo」「うぉおおおおお!!」
「「……………。」」
「切島g」「おとこぉおおおおおお!!」
「「……………。」」
「切s」「ぬぉおおおおおお!!」
「「…………………。」」
言葉はポカーンとしている、俺も男らしくねぇ事したと思い体を震わせた。
「…………。あ、うんとりあえず確保……え?あ!そうなのか!!………わかった!!」
そう言って言葉は常闇との通信を切った。
なんとも言えない空気が流れる。
(落ち着け…俺…
…あれだなコートの下の言葉のシャツって七分袖なんだな……。腹に直接肌が……
じゃない!!落ち着け俺!)
黙々と考えている時言葉は口を開いた。
「切島…悪いな…」
「いや、俺こそ悪い…なんか…男らしくねぇ事した…」
「いやいや、切島はなんも悪くないだろ?俺の個性のせいで…」
(…ん?個性のせい???待て、話が噛み合ってない気がするけど…)
「え…っと常闇に何言おうとしてたんだ?」
「ん?切島が俺の体温にやられてのぼせてきてるって言おうと思って…段々切島の顔が赤くなってきてたからさ…
この服、体温を放出しやすいようになってるんだけどそれでも個性使いまくると暑いのには変わらなくて」
「…………。ア、ナルホド」
(確かに背中から伝わってくる言葉の体温は暑いかもしれない…な……うん、なんかもう…わかんねぇけど……ある意味言葉で体温上がりきってるけどな…)
「確保テープ取りに行こうとしたら、切島無理して動こうとしてたから思わずこんな体勢になって悪いな!余計体温が伝わってしんどいだろ…」
「いや…まぁ、男らしい判断だな…」
(確かにある意味しんどいな…)
言葉はハテナを思い浮かべてたようだが、その顔を俺は見れないでいた。
「あ、常闇が核を確保するって!んじゃ、こっちも確保するな」
言葉はそう言いながら俺の指にテープを付ける
そこでオールマイトのアナウンスが聞こえた。
「ヒーローチームWIIIIIIIIN!!常闇が核を確保!そしてヴィラン全員確保だ!!」
言葉はゆっくりとそのまま俺を座らせる。
「ちょっと待っててくれ…轟を呼んでくるから!」
「その必要はねぇ」
いつの間にか駆けつけていた轟は俺に氷を手渡してくれる。
「サンキュー轟…」
ヒンヤリとした氷がとてつもなく気持ちが良い…