第8章 ついに来た戦闘訓練!!後編
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切島side
少し前…
お互いに相手の隙を見つけるため、じーっと目を見つめていたんだが…
(いや、なんていうか……かなりキツイものがある!
なんつーか、こんな状態で思い出すのもあれだけどよ…こんな体勢を中学ん時の女子がなんか言ってた気がする…なんか盛り上がってんなぁとは思ってたけど…
そうだ………壁…ドン…)
「……ッ」
(なんか照れくせぇぇぇ!!なんで今そんなこと思い出した!!俺!!しっかりしろ!!)
「……?」
(やめろ!!なんかどうした?何かあった?みたいな顔!!なんで言葉は平気なんだ!?なんとも思わねぇのか?!いや…待て待て思う俺が変なのか?!いや、俺が変だろ!!訓練中に何思ってんだ!!集中しろ!!男だろ!!)
「………!!」
(なにかわかった!みたいな顔してるな…ようやく気が付いたか…なら互いに考えは一緒だな…)
「男らしく一旦離r」
コツンッ
と俺のデコに言葉のデコをぶつけてきた
(?!?!?!?!?!)
完全に俺の頭がショートした。
しばらくデコ同士をくっつけた後ゆっくりと放した。
「……やっぱり俺のせいか」
言葉は申し訳なさそうな顔をする。
「…………。」
(どれが?!?!?!何がだ?!?!?!)
そう考えていると言葉が手首を放し、テープを回収しに行った。
「…!」
(よく分かんねぇけど今がチャンスだろ!)
体勢を立て直そうと一歩飛び出した所で体が勢い良く後ろに引っ張られ背中に生暖かい壁がぶつかる
(何が起こったんだ?!なんか背中が暑いけど!!言葉はどこいった?!)
「常闇、大丈夫か?核見つけれそうか?」
「……!!!」
(いた……言葉が………
俺の真後ろに…じゃあこの暑さって…)
「…………ッッッッッ!!」
(よくよく見たら、言葉の腕が後ろから回されてる?!完全に抱きしめられてるじゃねぇか?!なんでだ?!どういう事だ?!いや、男同士のただの友好のあれであって!!そうだ普通の事じゃねぇか!!いや!さっきとなんも変わらねぇ!俺は言葉に動きを封じられてるだけだ!!)
「……そっか、本当に悪いんだけどもう切島確保しようと思ってさ……。いや実は切島…」
(ちょちょちょちょちょ?!?!何言おうとしてんだ言葉?!)