第7章 ついに来た戦闘訓練!!前編
「えぇ?!」
峰田の言葉に出久は少し驚く
(んん?!)
オールマイトは出久のコスチュームにある角のような頭と笑ったようなマスクを見て
(わかりやすい……!!)
とプルプルと笑いを堪えた。
「……あれ?一心君は?」
「まだのようだが…何かあったのだろうか」
(あ!飯田君だったんだ…全身フルアーマでカッコイイ!!)
出久と飯田がそんな話をしているとトンネルの向こうから一つコツコツという足音が聞こえてきた。
「き…!!」
出久のワクワクした声が口から漏れ出す。
「あ、俺が最後か!ごめん、みんなお待たせ!!」
トンネルから抜け陽の光を浴びる
「「「「「?!?!?!?!」」」」」
全員が一心のコスチュームに固まり、釘付けになる。
「おぉ〜みんなカッコイイな!!」
(((((いや!!どの口が言う?!)))))
全員で心の中で総ツッコミを入れる。
ここにて出久のオタク特有の感極まり早口が始まる…
「うわぁ〜!!一心君やばいよ!全体的に黒でまとめて所々に金色を入れてるんだね!皮製なのかな?ロングコートが胸から腰に掛けてはピチッとしてるからクビレとラインが目立つセクシーだね!そしてその下は少しユルッとしてるから動くとフワッと揺れるんだね!いいね!靴はロングブーツなんだね!!頑丈そうで重そうだね?!これも黒と金が入っていいね!足が基本的な攻撃なのかな?パンツは伸び縮みしやすそうだね!」
「い、出z」
「腕も少しゆとりがあるんだね腕の横には金色でVみたいなのがいくつも連なってるんだね手には黒い革手袋を付けてるんだね!そしてコートの中のワイシャツかな?!胸元は開けてるんだね!ボタンを最後まで閉めずにしてるからベルトが見え隠れしてさらに隙間から見えてるお腹…これは大変だ!!」
「出久が大h」
「さらにさらにコートにフードにさらに少し大きめの猫耳と来た!!セクシー!カッコイイ!!可愛い!!全部がまとまりきっている究極体すぎてもう僕はどうしたら?!さらに口に着けているマスクはイレイザーヘッドのゴーグルを元にしててなんならオールm」
「もういい出久!!!授業!!授業しよ!?」
出久にガバッと抱きつき黙らせる一心の顔は真っ赤だ。
((((緑谷くん/さん/少年が全部言ってくれた!ナイス!!))))
つまりそういうことで全員が固まったのである!