第7章 ついに来た戦闘訓練!!前編
楽しい食事を済ませた後は午後の授業
ヒーロー基礎学!!
「わ〜〜た〜〜し〜〜が〜〜」
ドアが勢いよく開かれ赤いコスチュームと青いマントを身にまとったあの人がやってきた
「普通にドアから来たァ!!」
「「「「おおおおお!!」」」」
生徒の心が踊り、ザワつく教室。その中をオールマイトは大きく手足を動かし一歩一歩と進め教壇の前に立つ。その時、一心と目線があった。
「…!」二パァ〜♪
視線に気が付いた一心は満面の笑みを向ける。
(ん”ん”ん”ん”! いかんいかん、落ち着け!顔に出すなよ!)
「私の担当はヒーロー基礎学!ヒーローの素地を作る為様々な訓練を行う科目だ!単位数も最も多いぞ!」
オールマイトはググッと体に力を込める
「早速だが!今日はこれ!!戦闘訓練」
Battleと書かれた札を手に持ちババンッ!と見せつける。爆豪はニヤッと笑い出久は緊張した表情を見せる。
「そしてそいつに伴って〜……こちら!!」
その言葉と共に壁から複数の棚が出現し中には番号の付いた箱が入っていた。
「入学前に送って貰った『個性届』と『要望』に沿ってあつらえた……【戦闘コスチューム】!!」
「「「「おおおおおお!!」」」」
歓喜の声が教室に響く。
「着替えたら順次グラウンドβに集まるんだ!」
「「「「はーい!!」」」」
その中にあまり乗り気では無い人が一名
(戦闘訓練…か、きっとそうだよね…あぁ…うぅ…)
一心は心の中でため息を吐いた。
…………………。
グラウンドβの出入口前でオールマイトは生徒の到着を待った。ゆっくりと暗いトンネルから歩いてくる複数の足音。
「格好から入るっていうのも大切な事だぜ少年少女!!自覚するのだ!!今日から自分は…」
トンネルを抜け陽の光を浴びるコスチュームを身にまとった生徒一同
「ヒーローなんだと!!」
コスチュームを身にまとった一同は引き締まった顔をする。だが、そこに二人程足りてはいない。
タッタッタッと走ってくる足音…少し遅れてやってきた出久だ。その姿に気が付いた麗日が出久に声をかける
「あ、デク君?!カッコイイね!地に足が着いた感じ!」
「麗日さん?!」
「要望ちゃんと書けばよかったよ…パツパツスーツんなった…恥ずかしい…」
そこにススッとやってきた峰田は
「ヒーロー科最高…」グッ!