第6章 突如現れた?!性別不明その名は……
あれから出席を取ってから授業が始まった。
雄英高ヒーロー科のカリキュラム。
午前は必須科目、英語等の普通の授業だ。
「んじゃ、次の英文が間違っているのは?」
担当はプレゼントマイク……いつもよりスンッとしている……
「「「「………………。」」」」
((((普通だ……))))
(クソつまんねぇ……)
一部の生徒は思ってたのと違うという顔をしている。
「おら!!エヴィバディヘンズアップ盛り上がれぇえええ!!」
(関係詞の場所が違うから四番……!!)
出久はキリッとした顔をするも手をあげない。
八百万はいつもながらのクールな表情で手をあげ、一心はプレゼントマイクに会えて嬉しそうに尻尾を振っているように見える顔で手を挙げた。
(……尻尾が見えるな。いや、ないんだけど……ちょっと笑いそうになる…我慢我慢……)
「オッケー!言葉カモーン!!」
これまた当てられて嬉しそうにパァ〜と笑う一心
「……ん”ん”」
それに思わず我慢出来ずに漏れたマイク……
((((先生風邪気味なの…??))))
……………………。
昼は大食堂で一流の料理を安価で頂ける。
料理人はクックヒーローランチラッシュ
現在一心は爆豪と二人でご飯を食べている。
「ん〜!!うっめぇ〜♪」
カレーをモッモッと口に頬張り幸せそうに食べている。それを爆豪はじーっと見つめる
「……ん?」
一心が見つめ返すと爆豪はチッと舌打ちをする。
「こっち見てんじゃねぇ…殺すぞ」
「理不尽!!」
今日も爆豪節が炸裂である。
理不尽だ…と少しガッカリしながらモッモッとカレーを食べる一心。しかし、カレーは美味い……♪
「なんでアイツらと食わなかった」
「……ん?アイツら?……あ〜」
実は出久達に一緒に食べようと誘われたのだが断ったのだ。
(出久は凄いガッカリした顔をしてたけど、明日は一緒に食べようと言ったら凄い嬉しそうな顔をしてたな……)
「明日は出久達と食べる約束してるけど、爆豪もt」
「食べねぇ」
(ほら、こうなる…何故か分からないけど爆豪は出久と仲悪いな…)
「だから断った」
「チッ…てめぇが行きてぇなら行けばいいじゃねぇかよ。俺から誘ってもねぇだろ」
イライラとした様子が見てわかる
(やれやれ…)
と一心は少し笑う