第2章 試験日当日!!
会場に集められた生徒達はそれぞれ席に座っていた。
プレゼントマイクと呼ばれるヒーローが進行するようだ。
そのプレゼントマイクと一心の目が合った。
ニッと静かに笑うプレゼントマイク
「受験生のリスナー!
今日は俺のライブにようこそ!
Everybody, say!! Hey!!」
シーーーーーーーーーーン
一心は肩をプルプルと震わせ笑うのを我慢する。
ド滑りして始まった説明会はタンタンと進められる中一心は渡された資料を見ていた。
説明によれば三種類のロボットにポイントがあるらしい。
(……ん? 三種類)
真面目そうな少年がプレゼントマイクに質問をする。それと同時に縮れ毛の少年と呼ばれる生徒に怒っていた。
(縮れ毛……って誰だろ)
一心は先程の緑髪の少年とは思わずに誰か言われてるなぁ〜という気持ちで聞いていた。
どうやらその四種類目は0ポイントただのお邪魔虫だそう。
真面目そうな少年はまた真面目に礼と一礼しながら席に座った。
一通りの説明が終わり
「最後にリスナーへ我が校【校訓】をプレゼントしよう!
かの英雄ナポレオン=ボナパルトは言った!
『真の英雄とは人生の不幸を乗り越えていく者』
と!!
さらに向こうへ……
【Plus ultra!!】
それでは皆良い受難を……」
……こうして説明会は終わりそれぞれが移動を開始する。
一心の会場はというと……【A】である。