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【hrak】Word HERO!!【男主】

第4章 入学初日……??


入学初日

言葉一心は雄英高校校門前に立っていた。

「……スゥ……ハァ……」

目を閉じ深呼吸をする。
今日からヒーローへの一歩を踏み出すのだと改めて自覚した。

「……よし……いざ!!」

一心は一歩前へ踏み込み校門を潜ろうとした。

のだが……


「ざぁぁああああああ〜〜?!」


現在突然右側から伸びてきた布に体を巻き付けられそのまま引っ張られていった。
そしてボフッと黒い物体にぶつかる。

「何が『いざ!』だ。今何時だと思ってる」

一心は聞き慣れた声に満面の笑みを浮かべ相手の顔を見た。

「イレイザーヘッド! おはよ!! 今六時!」

「…おはよ、で?……授業始まるのは?」

「八時二十五分!」

「朝っぱらから連絡が来た後直ぐに送ったんだが見なかったろお前。全く……着いて来い」

そう言いながら一心の体に巻き付けた布を解きスタスタと歩いていく。その後ろを一心が追いかける。

「あ、イレイザーヘッド!!」

「なんだ」

イレイザーヘッドが振り返った所で一心は背中をイレイザーヘッドに預ける。そして一心の手にはスマホ

それで全てを察したイレイザーヘッドはやれやれと心の中で思いながら、一心の好きにさせることにした。

カシャ

「へへっ!ありがと!」

満面の笑みを向ける一心にイレイザーヘッドはため息を吐き、再び歩き出す。その後ろをまたついて行く一心

「あ、本当だ! 凄い連絡来てた! なんなら電話も五回ぐらい掛けてきてる!!」

「家を出る前に気付け。それと前にも言ったが雄英に入ったからには俺とお前は先生と生徒の関係だ。甘やかすつもりも無いし特別扱いするつもりも無い。見込みゼロと判断したらすぐさま除籍処分だ。
それと、校内では『相澤』の方で呼べ。いいな?」

「は〜い!俺はイレイザーヘッドのままでもいいと思うんだけどなぁ〜カッコイイし!」

「特別扱いは?」

「しない!名前でちゃんと呼ぶ!」

「分かればいい」

「俺もヒーロー名早く決めないとなぁ…これっぽっちも思いつかない…」

「その前に除籍にならない事だけ考えろ」

「うわぁ…鬼だ」



そんな話をしていると一つの部屋にたどり着いた。
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