第3章 試験から一週間後
数時間後……
「それじゃ、また学校でな言葉少年」
「あんま夜更かしすんなよ!リスナー」
「わかってるわかってる!二人も気を付けて帰れよ!」
マンションの下まで見送ったところで一心と二人は別れた。
「…………。」
二人の後ろ姿を見つめる一心は何処か寂しそうな顔をする。
だから……走った。
走る音に気が付いた二人は振り返る。
そこにガバッと容赦なく抱きついた。
「「グエッ!!」」
倒れそうになった体を必死に堪える二人
一心はぎゅうううううっと腕に力を込める。
オールマイトとプレゼントマイクは何事かと思い互いの目を見合わせた。
「俺さ……俺さ……今日来てくれて
超超超超超超超超超超超超超嬉しかった!!
ホンッッッッッットウにありがとう!!」
二人の顔を見ればニッと満面の笑みを作る。
((ン”ン”ン”ン”ン”!!
こ”、殺”し”に”来”て”る”!!!
今”日”来”て”め”っ”ち”ゃ”
良”か”っ”た”!
あ”り”が”と”うジ”ャ”ン”ケ”ン”の”神”!!))
「いやいやお安い御用さ、また来るよ」
「会いたかったらいつでもお便りくれよな!」
心の尊い声を一切顔に出さずにそう言う。
……これが大人の余裕です
「そうする!だけど、無理はしないでね。二人は忙しいんだし俺心配になっちゃうからさ!」
わかったと二人が言うとそれじゃ!と言いヒラヒラと手を振りながら走り去ってしまう一心。
その後ろ姿を見てから再び帰宅路に身体を向け。そして二人は自分の心臓部分を抑える。
((大人の余裕なんてあるわけないだろぉおおおおおおおおおおお!!))
……これが大人の余裕(笑)です
こうして時は過ぎ……遂に入学当日になった!!
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オマケ
ケーキの写真を爆豪に送った。
爆豪
⟬こんな時間に飯テロしてんじゃねぇよ!殺すぞ!!⟭
一心
⟬ええええ?!⟭
(あ、ついでに一緒に(無理矢理)撮った写真も送ろ!)
二人で撮った写真を送る。
数分既読がついたまま帰ってこなかった……が
爆豪
⟬死ね!!⟭
一心
⟬なんで?!?!⟭
さらにオマケ
三人で撮った写真をプレゼントマイクとオールマイトに送った
⟬ナイスなお便りサンキューな!⟭
⟬ありがとう!⟭
めっちゃ保存した