第14章 一心の自由気ままな一日
……………。
学校にて…
(早めに学校着いちゃったなぁ…でもまぁこれぐらいならイレイザーヘッドも許してくれるよね?…うん、きっと…)
教室のドアを開けると、珍しく早く来ているメンバーもいた。何やらとても盛りあがっている。
「みんなおはよう!!」
そう言うとそれぞれ挨拶をみんな返してくれる
「言葉君おはよう!君も今日はいつもより早いな!もしかして、マイトの新作を語りたくてかな?」
飯田がそう声を掛けてきた。その言葉にピシッと動きが止まる
(…そういえばそんなことありましたね!!)
「あ……アァ〜…イヤ、オレハ…タマタマ、ヘンナユメヲミテ…そう…うん、目が覚めた…ダケ…」
「そうだったのか!…ちゃんと寝れていないのかい?顔色が悪いようだが…」
「いや!気の所為!ちょっと俺、その、トイレ!!」
俺は話に巻き込まれる前にトイレへと避難した…
……………。
その後の事…
(もっと授業ギリギリまでトイレに篭もりたかったけど…)
ペラペラ…「一心君に前貰ったノートじっくり30回ぐらい読み返したんだ!一心君の絵が上手すぎて皆が個性使ってる姿脳内再生余裕だったよ!本当にみんな凄い個性で(以下略)特に一心君のはやっぱり直接見たかったなぁ!あの耳も動くんだよね!?それと切島君を上手く壁際に追い込んで押さえつけて、落としたテープを拾うために切島君に『頭突き』して、その隙に拾いに行ったんだね!本当の戦闘なら気を失わせるのが基本になるだろうし、テープへの意識が薄くなってうっかり落としちゃったのかな?そんなうっかりな一心君も、ぼ、ぼぼぼぼくは好っ…キ…だなぁ…なんて…
ご、ごめんね!何言ってるんだろ僕!!って僕ばっかり話てごめんね!?」…ペラペラ
「いや、全然良いよ!」
「そういえばマイトの新作k」
「あーその話題は良くないかな?!」
心配した出久がトイレまで来てくれたわけで…帰らざるおえないわけで…
(所で俺切島に頭突きしたかな…皆から見たらそうだったのかもしれねぇな…)
「ご、ごめん!良い曲だったから感想言いたくて…」
「その気持ちだけで俺は充分嬉しい!けど、どうしてもって言うなら俺がもう少し耐性ついた時でもいいかな?」
「…ッ!!うん!!僕待ってるよ!」
そんな事を話しながら教室前に着いたところで勝己が反対側から歩いてきた。