第14章 一心の自由気ままな一日
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一心side
月曜日…朝…
「……………。」
(…目覚ましより先に起きちゃったなぁ、二度寝しようかなぁ…でも、目がパッチリだ…
昨日凄い尋問みたいにされたからか変な夢見たよ…
よく分からない裁判にかけられてよく分からないけど有罪だった…)
『呼び方勝己呼びになったんだね〜どうしてかなぁ?気になるなぁ♪』『親御さん居なかったんだってな…ちゃんと許可貰ってたのか』『どっか齧られてねぇかリスナー』『…へぇ、マッサージしてあげたんだ♪優しいね言葉少年…それでどこをどうマッサージしたのかな?』『ほぉ〜…で?続きは?』『つまみ食いもされてねぇかリスナー』
昨日の出来事を思い出しゾゾゾッと背筋を震わせた。
(……。凄い怖かったなぁ…オールマイトはニコニコした口調だったけど明らかなんか…うん目が…うん…こえぇ…
イレイザーヘッドはもう声から怖かったし…
プレゼントマイクはよく分からない質問ばっかで怖かったし…ご飯の話かな…)
俺は深くため息を吐いた。
(でもまぁ、帰りには皆いつも通りに戻ってたから良かった…うん、多分いつも通り…かな…)
そんな事を思いながらいつもより早く起きた俺は身支度を整えることにした。
窓の外を見てみると今日はとてもいい天気だった
……ので!!
(…そうだ!!今日はお弁当を作って外でお昼ご飯食べよ!)
そうと決まればと俺はテキパキ準備を進めた。
………………。
数分後
「…よし!出来た!」
お弁当箱を布で包み小さなトートバッグに入れる
(さてと、ご飯…余ったな…朝食の分には多すぎるし…おにぎりにして持って行くか!)
そんな事を考えているとスマホがパッと光った。
(…あれ?勝己からなんか来たな…めずら……
………!!)
画面には
⟬おはよ⟭
とそれだけのメッセージが送られていた。
思わずフッと吹き出しながら俺もおはよう!とオールマイトのスタンプを添えて返し、そして右ポケットにスマホを突っ込んだ。