第12章 爆豪日和?!
(しかも、コイツ今なんつった?クソデクの匂いはどうなんだろなって言ったか…まさかさっきの事クソデクにやるつもりか?なぁ?クソタラシ君がよォ?)
身体に力がこれでもかと入る。
「…………。」
一心は俺の怒りに気が付いてないのか、真剣に考え事をしていた。
(あぁ〜てめぇのおかげで手の調子がクソいい感じだわクソボケが…
どう可愛がってやろうか…なぁクソ無自覚野郎がよぉ…)
ジリジリと一心に近付く
そんな時バッ!っと一心が俺の方を見てきた
(今更俺の気配に気付いてもおs)
「勝己」
「名前で呼んでんじゃねぇえええええええ!!」
「ご”め”ん”ご”め”ん”ご”め”ん”ご”め”ん”う”ご”ぉ”お”お”お”お”お”お”!”!”」
俺は一心の顔面にアイアンクローをぶちかました
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noside
「ち”ょ”っ”と”待”っ”て”!”!”ご”め”ん”ご”め”ん”ご”め”ん”!”!”爆”豪”!”!”爆”豪”!”!”ご”め”ん”ご”め”ん”ご”め”ん”!”!”!”も”う”名”前”で”呼”ば”な”い”か”ら”!”!”」
「呼べや!!!」カッチャーン!!
「理”不”尽”の”極”み”!”!”」
「俺にやった事…あのクソナードにやるんじゃねぇぞ!!いいな?!」
「い”や”で”も”気”に”な”ナ”ナ”ナ”ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛!!」
「あ”あ”?!」
「勝”己”!”!”ギ”ブ”!”!”勝”己”ぃ”い”い”!”!”」
そう言うと爆豪はパッと手を離しベッドの横に置いていた敷布団を引き、布団をガバッと被った。
一心は涙目になりながら痛むこめかみを押さえる。
「爆…勝己……俺が布団で寝るよ?
……勝己??」
爆豪は一心の方を見ずに腕だけをガッと伸ばした。
「うるせぇ!!てめぇはベッドで寝ろや!!まだゴタゴタ抜かすならもう一発食らわすぞ!!」
一心はビクッとしながら思わずガードをとる。
爆豪は一心が何も言わないのを確認すると腕を布団の中にしまった。
(……。よく分からねぇけど……酷い目にあったな…うん。でも爆豪名前で呼ばれて嬉しそうだった…何となく名前で呼びたくなったんだけど…呼んでよかった…!距離も近くなった気がするし)
ボフッと枕に突っ伏する。一心が時計を見てみると時刻は既に23時だった。
一心は静かに眠りについた