第3章 試験から一週間後
(今日で試験から一週間後だ……)
ポチポチとスマホを弄り爆豪との連絡のやり取りを確認する。
……一週間前
一心
⟬ヤッホー!!早速送ってみたよ〜!⟭
オールマイト私が来た!スタンプ
爆豪
⟬そんな事で連絡してくんな!⟭
一心
⟬え〜知り合いみんな今忙しくてさ⟭
オールマイトピエンスタンプ
爆豪
⟬知るかボケ!!死ね!!⟭
……六日前
一心
写真(三毛猫の写真)
⟬可愛くね? 近所で朝ジョギングしてたら懐かれた!どこかしら顔が爆豪に似てるからバクちゃんって名前にしたんだけどどう?!⟭
オールマイトハシャギスタンプ
爆豪
⟬勝手に俺の名前付けてんじゃねぇ!!殺すぞ!!⟭
……五日前
一心
⟬そういえば、ゴミだらけだった海岸誰かが無茶苦茶掃除したんだよな! 今度一緒に行こうぜ⟭
爆豪
⟬まだ試験の結果も出てねぇのに呑気だな⟭
一心
⟬まぁ、俺受かってるから!⟭
プレゼントマイクスタンプ
爆豪
⟬言っとけ⟭
…………あとは以下略するが、本当になんでもない会話をしていた。そんな時
ピンポーン
(……ん?)
バタバタと急いで駆け出しモニターから確認するも誰も写っていなかった。
ポトンッ
何かが郵便受けに落ちた音がした。その音で一心はなんなのかを察し慌てて郵便受けから取り出した。
それは手紙だ。送り先はやはり……
(……雄英からだ!!)
部屋に戻り手紙の中を確認すると丸い物が入っていた。
(なんだ……これ……ど、どうすれば……)
手紙の中には他にも入っていた。
(あ、手書きで使い方がご丁寧に書いてる!
……ふむ、なるほど)
机に置いたところで映像が始まった。