第2章 突然のデート、、?
『よォし!着いたぜ』
そうこうしているうちにお店に着いてしまったらしい。
「や、でも私、バイト先に荷物置いてきちゃったし…」
『あ?金のことなら心配ねぇよ♪今日は燐音様の奢りだ』
「でも、初対面ですし…」
お金の問題だけじゃない。家の鍵も置いてきたんだって!!
『まぁまぁ、いいからいいから♪』
結構言われるがままに店内へ入り、席に着く。
『さてと。好きなモン好きなだけ食えよ』
「えぇ…いいんですかほんとに…」
『今日のチャンは運が良いってこった♪素直に与れよなァ』
運がいい、か…。
確かにあのままバイトを続けていたら倒れてたかもしれないしな…。
もしかして燐音さんは救いの神だったのかも。
それは言い過ぎだけど。