Golden Treasure[ジョジョーGWー]
第4章 任務の始まり
ア「ムーディー・ブルースがどこを移動しているのか、わかる。野郎が近くにいたら、お前のジッパーで床を切開してたたけ!追跡しなきゃあ敵を倒せねぇんだぜ!ブチャラティ」
ブ「はっ…」
アバッキオは立ち上がると、ムーディーブルースが行く方向を見た。
ア「左へ行ったぜ、ミスタがやられたところだ。ムーディー・ブルースはあの浮き輪の下を通過している!
回り込んで、フーゴとジョルノがやられた船室の入り口のほうに向かっている」
ブ「敵をナランチャたちを拉致したまま移動しているってことか」
ア「移動のスピードゆっくりになっているぞ…野郎はさっきそこに潜んでいたんだ…そのロープ止めの内側!たった今、デッキ座席の下にいる!」
するとハエが2人の方はやってきた。
ブ「野郎が向かってくるぜ!能力がバレていることを知ってか知らねぇのか」
ア「いい度胸だ… パイプだ!切開して引きずり出してやれ!」
ブ「スティッキィー・フィンガーズ!」
ブチャラティは床下とパイプにジッパーをつけた。
2人「「なっ…!」」
そこには誰もいなかった。
ブ「い…いないぞ!敵はどこだ!?アバッキオ!お前のムーディー・ブルースは、どこにいる!?
ア「そこだ…」
アバッキオは切開されたパイプの方を指差した。
ア「自分のスタンドだ、位置はわかっている…今その辺りにいる…」
ブ「その辺りってどの辺りだ!?」
ア「だから切り開いたそこだぜ!俺のムーディー・ブルースは確かにそこにいる!」
ブ「っ…チッ…ぐっ…!!」
ブチャラティはいたるところを切開した。
ブ「どこだ!?」
ア「どこだ…」
ア(バカな…確かに位置はここなのに、まだ何か解いていない謎があるということか!)
ブ「ヤバいぞ!リプレイを解除してスタンド戻せ!」
ア「もう解除している!」
ブ「うっ…!?」
ア「おかしい…この壁はどこの壁だ?どこに潜り込んでいるんだ…い…一体…」
アバッキオはムーディーブルースで壁を殴った。
カンッ…
するとパイプを殴った音が聞こえた。
ア「聞いたか、ブチャラティ。パイプの壁の音だ。姿は見えねぇが、ムーディー・ブルースは確かにこの下にいる…パイプの中…」
アバッキオがパイプの方に下りた。