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Golden Treasure[ジョジョーGWー]

第8章 最終指令



ブ「続きをしたいところだが今は時間がない。君が言ってくれたことについて、移動しながら話そう」

最後にブチャラティはチュッっとにキスをするとまた手を引いて歩き出した。

「もう…」

はそんなことを口にしながらも顔には微笑みが浮かんでいた。
ブチャラティは自分の思いをぽつりぽつりと語り始めた。

ブ「俺は、俺とジョルノは麻薬に対して憎悪を持っている。」

「…」

ブ「俺が組織に入った時、麻薬は禁じ手だと聞き、組織は正義だと思って入団した。しかし、そんなのは嘘だった。麻薬は膨大な資金が手に入る。だから組織は、ボスはその麻薬を利用した」

「ずっと葛藤していたのね…」

ブ「あぁ。このままでいいわけがないと思いながらも、俺はズルズルここまで来てしまった」

「そっか…でも…」

ブ「?」

「さっきも言ったけど、いつか答えがわかるよ。すぐには分からないかもしれないけど、ブチャラティが選んだ道が正解だったかどうか。間違っていたとしても、ブチャラティならその間違いを正しく直すことも絶対に出来るよ。だから、自分を責めたり自分に嫌悪感を抱いたりしないで。自信を持って」

ブ「…」

「誰がなんと言おうと、貴方は私たちのリーダーで、みんなのヒーローよ。あんなにいい仲間がいるのも、みんなに信頼されるのも、全てあなたの力なんだよ。ブチャラティ。もっと胸を張っていい」

ブ「…こんな状況が恨めしいよ。そうでなければ今すぐにでも俺のものにしたのに」

はフフと笑った。
それからすぐボートが見えてきた。

ブ「もうみんな先に乗っている。行こう」

2人は亀の中に入った。
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