Golden Treasure[ジョジョーGWー]
第4章 任務の始まり
ア「死んじゃあいねぇ。必ず無事で取り戻す。そして無事に取り戻したその時は、俺が本気で落としに行く。例えブチャラティ、あんたが相手だとしてもだ。だからブチャラティ、そこの床には下りるな」
ブ「いいだろう。もちろん俺も譲る気はないがな。だがなぜ生きていると…あ…」
アバッキオが指を差した方向をブチャラティが見るとそこにはハエが飛んでいた。
ブ「こ…このハエは…ナランチャの靴…ジョルノの力はまだ消えてない…ジョルノは生きているのか!」
ア「あぁ、ということはおそらくもナランチャたちも生きている可能性が高い。…来てるぞ!ブチャラティ!ナランチャと敵は床下だ!」
ブ「スティッキィ・フィンガーズ!」
ブチャラティは床下にジッパーをつけた。
2人は中を覗いた。
ブ「くっ…ナランチャもフーゴもミスタもジョルノもいない!」
ア「ハエがいるその下じゃないのか?」
ブ「やはりジョルノの言う通り、敵はロッカーの中とかどこかの物陰にただ隠れて攻撃してきてるんじゃあない!」
ア「おい!ハエが回りこんでくるぜ」
ブ「あっ…おかしい…どこを移動してくるんだ?敵はどうやってどこに隠れているんだ?」
ア「この敵の能力に関しては…仕方ねぇ…ジョルノの言ってることを認めるしかねぇようだ…俺のスタンドで謎を解く!だが…ここはやばいぜブチャラティ!」
アバッキオはブチャラティを連れて先ほどのジッパーの穴から船室の下へと入った。
ア「ムーディー・ブルース!」
アバッキオはムーディーブルースを出した。
ア「5分前のナランチャからでいいか?」
ブ「あぁ、そのくらいでいい」
ムーディーブルースはリプレイを始めた。
2人はその後を追いかけた。
ア「ハエは大丈夫か?」
ブ「船首に向かって来ている…今のうちだ、素早くやれよ」
ア「あぁ」
ナランチャのリプレイが開始されると音楽が流れてきた。
ブ「なんの音だ?」
ア「ヘッドホンだ。ナランチャは5分前、確かラジカセを聴いていた」
ナ(ム)「んっ!?あれ?おかしいな、止まったぞ!どうして止まったんだ!?買ったばかりなのに!チキショーこんなもの売りつけやがって!」
ブ「そこじゃあないな。ナランチャが襲われたのはもっと先の時間だ」
ア「早く送りサーチするぜ」