第4章 任務の始まり

ブ「しかしやはりの匂いもこの辺で途切れている…どこだ！どこに行ったんだ！」

ア「…敵は下の船のどこかにただ隠れているだけさ。今見つけ出して、俺がぶちのめしてやるさ！」

ジョ「謎を解かなければ近付いただけで確実にやられます」

ア「やかましいぞ！あぁ？このガキが…」

ジョ「このジョルノ・ジョバァーナには夢がある」

ア「何言ってんだ？お前」

ジョ「謎を、解けるんですね！お願いしますよ」

ジョルノはそういうとフーゴが居なくなった場所へと走った。

ブ「ジョルノ！お前一体何を！」

すると船室からイカの足のような触手が伸びてきて、ナイフのようなもので刺された。

ブ「ジョ…ジョルノ！」

ジョ「あぁ…あぁ…」

ブ「あそこに敵がいるぞ！ヤバい…ジョルノがヤバい！」

ブチャラティが助けに行こうとすると、アバッキオが立ちはだかった。

ブ「アバッキオ…」

ア「…お前の中の覚悟を見たぜ…俺はますますお前から目が離せなくなった…そして…ジョルノ・ジョバァーナ！こいつ、クレイジーな野郎だな…証明するために、か…どうかしてんじゃあねぇのか！」

アバッキオはムーディーブルースを出した。

ジョ「う…あぁ…貴様、こ…このスタンドは…」

ブ「ゴールドエクスペリエンスで防御しろ！」

しかしジョルノも引きずり込まれ、そこには何も残っていなかった。

ブ「ば…ばかな！！ジョルノ！どこだ！」

引き摺り込まれた場所へ行こうとしたブチャラティをアバッキオが止めた。

ブ「あ…」

ア「そこの床は下りるな、ブチャラティ。いや、下がれ。俺はジョルノ・ジョバァーナを、仲間として信用するわけじゃあないが…ジョルノはお前が自分を決して見捨てないってことを、信用しているらしいな。ずいぶんクレイジーなことをやるやつだぜ。ジョルノ・ジョバァーナ。もし今ので死んじまったらどうするつもりだったんだ」

ブ「それを言ったらもだ。アバッキオが見捨てないと信用している。クレイジーなことをやる女だぜ。しかしもし死んでいたら…」