Golden Treasure[ジョジョーGWー]
第4章 任務の始まり
「だからもうジョルノの前でアバッキオはスタンド能力を見せちゃってるんだよ?」
ア「それはそれだ。ブチャラティ、お前はこいつのどこを信用してるのか知らねぇが、俺はこいつと仲間になんかなったつもりはねぇぜ」
「…」
ブ「敵の謎を解かなくては、俺たちは皆殺しだぞ!」
ア「だからそれは、この信用できねぇガキが言ってるだけの推測だぜ!臆病な想像だけで、見たわけでもないのにな!」
ブ「アバッキオ!」
「ひどいよアバッキオ…」
一同「「「あっ…」」」
「私のことは信用してくれるよね?それなのに…それなのにどうしてジョルノのことは信用してあげられないの?」
ア「…」
「ジョルノのことを仲間と思ってないんじゃ、私も仲間って思ってもらえてないのかなって、思っちゃうよ…」
ア「お前は…」
「だって私スタンドもろくに使えないし、いつも助けられてばっかりで、私が助けてあげられたことなんて一度もないし、そんなんじゃあ私の方が仲間として認めてもらえない要素が多すぎるから…アバッキオがジョルノに言う言葉が、私にも向けられているように感じちゃって、聞いてられないよ…」
ア「に向けてなんて一言も…」
「私も仲間として認めてもらいたい。だから…だから少しでも謎を解く手助けになりたい。私は信じてるから。アバッキオ」
そう言うとは自分の腕にすずらんを咲かせて船室へと向かった。
ア「おい!!」
ブ「!」
ジョ「なにを!」
ア「クソ!」
ジョ「しかしなぜすずらんを…っ…!!」
ブ「くっ…!こ、これは…頭がクラクラするほど花のいい香りがする…が通った後がはっきりとわかるほどに…」
ジョ「匂いで分かるように、は花を咲かせたんだ…」