Golden Treasure[ジョジョーGWー]
第4章 任務の始まり
ブ「ポルポが死んだ今、俺がその後を引き継いだのはわかってるな」
フ「はい」
ブ「だがそれは実質ってだけで正式にというわけじゃあない」
ア「そうなのか?」
ブ「実はポルポには隠し財産がある。その額は100億リラだ!」
一同「「「「「「なっ…!!」」」」」」
ア「ひゃ…100億…?」
「私の借金よりも多い…」
ブ「俺だけがその隠し場所を知っている。ポルポに命令されて隠したのは俺だからな。100億は俺たちのものだ!その金があれば、正式に幹部の座が手に入る!」
ナ「す…すげぇ…!」
フ(やはり彼は上に行く男だ!見込んだとおり、組織の幹部になる)
ア(このチャンスは幹部に気に入られるほどの仕事ぶりがもたらしたもんだ。さすがだぜ)
ミ(マジかよ…一気にすげえ話になってきやがったな)
(ブチャラティそんなすごい位置にいるんだ…私…本当にみんなについてきてよかったのかな…足手纏いじゃあないかな…)
ナ「どこだ?カプリ島のどこにそんな金隠したんだよ、ブチャラティ」
ブ「それはまだ言えない。以前から隠し金のうわさが組織の一部で流れている。金を確保するまで、絶対に知られるわけにはいかないからな」
するといきなり後ろで座っていたナランチャがいなくなった。
ブ「!?」
ナ「ブ…ブチャラティ…」
ブ「おい!何かおかしいぞ!どうかしたか!ナランチャ!」
それに気付いたブチャラティはナランチャがいた方を指差し言った。
皆ブチャラティが指差した方を振り向いた。
そこでようやく皆ナランチャがいないことに気づいた。
一同「「「「「「あっ!!」」」」」」
ミ「ナランチャ!なにやってんだお前…えっ?」
ミスタはナランチャの方へ駆け出した。
ミ「お…おい!ちょっと来てくれ!」
ミスタに呼ばれ皆そちらへ向かうと、そこにはナランチャの靴だけが落ちていた。
ジョ「靴が片方だけ…」
ア「よこせジョルノ!」
アバッキオがジョルノから靴を取り上げた。
「あぁ…」
フ「状況がよくわからないんですけど…ナランチャのやつ、あいつどこ行ったんです?」
ブ「お前ら…見えなかったのか…!?ナランチャがこのボックスの中に、引き摺り込まれたように、俺には見えたんだ」