Golden Treasure[ジョジョーGWー]
第4章 任務の始まり
「ヴィオレンツァも麻薬に手を出してたんだ…」
ジョ「知らなくて当然だ…後から調べて分かった事だから」
「ジョルノ、かっこいいね」
ジョ「!?」
「尊敬するよ、年下なのに、堂々とした生き方してて、ちゃんと心の声に耳を傾けてて、実行して、本当にすごいと思う。誰でも出来ることじゃあないよ」
ジョ「…」
「ありがとう、ジョルノ。話聞いてくれて、聞かせてくれて。」
ジョ「いいえ」
「少し元気出たよ」
ジョ「それは良かった」
「そうだ。」
ジョ「ん?」
「さっき後悔だらけって言ったけど、一つだけ後悔してないことがある」
ジョ「なんだ?」
「みんなについてきた事。みんなに出会えた事。これだけは後悔してない」
ジョ「そう言ってもらえて嬉しいよ。だけどこれから後悔するかもしれないぞ?」
「しないよ、絶対。自分の心の声に従ったから。初めて、自分の意思で自分のために、選んだ事だから。絶対に後悔しない。例え私が死んだとしてもね」
ジョ「そうか…」
「うん。あーなんか喉乾いちゃった、ナランチャにジュースもらってこよーっと」
はナランチャの元へと行った。
ジョ「死なせない。絶対に僕があなたを守る。僕も生きて夢を叶える。あなたに後悔なんて二度とさせない」
ジョルノの呟きは空中へと消えていった。
2人が話している頃
ミ「おい、ナランチャ、おい!」
ナランチャはヘッドホンから音漏れがするほど大きな音で音楽を聴いていた。
ナ「ん?」
ミスタの呼びかけに気づいたナランチャはヘッドホンを外した。
ナ「あ?」
ミ「ああ、何だ、その…あれだよ。お前さぁ、たしか飲み物買ってたよなぁ?一本売ってくんない?」
ナ「えー、そう言っていつも金払わないじゃあないかよ」
「ナランチャ、さっきジュース買ってたよね?一本くれない?」
そこへがやってきて、ナランチャにお金を差し出して言った。