Golden Treasure[ジョジョーGWー]
第3章 新たなる生活
は眠さに耐えきれなかったのか、また目を瞑り、コツンと額をフーゴの胸元に落とした。
フ「!!!!?!?」
フ(やばい…やばすぎる!!こんな可愛い生き物を僕は知らないぞ!どの本でも読んだことがない!!他のメンバーに自慢したい。いやしかし、それで対抗でもされたら困る、我慢しよう。あー、今すぐを僕のものにしたい…!!だがの気持ちが1番だ、急いては事を仕損ずるからな、これもまだ我慢しよう。…しかしこの状況を打破しなければ、その我慢は効かなくなる、いつまでもこのままでいたいが仕方ない…)
フ「さん、起きてください、さん」
フーゴはあくまで冷静を装い、の体を揺さぶった。
「んー…もう少し…」
フ「くっ…!!…だめですよ、もう朝です。みんなより先に起きなくては、この状況を説明しなくてはならなくなりますよ?」
「んー…」
フ「勘違いさせたままでいいなら、それはそれで、僕はかまいませんけどね。いいんですか?」
フーゴはの腕をベッドに押さえ、上から見下ろした。
「あ…」
ようやくはそこで目をパチパチと覚まし始めた。
フ「このままでは勘違いされるようなこと、本当にしてしまいますよ?」
「…!!だ、だめ!!お、起きます!!」
フ「いい子ですね、それじゃあ起きましょうか」
フーゴはの上からどいた。
フ(冷静を装えていただろうか…口から心臓が飛び出るかと思った…)
「うん…」
(びっくりした…寝ぼけてたとはいえあんな近くにフーゴがいたなんて…ちょっとドキドキしちゃった…)
2人はリビングへと向かった。
いつもフーゴかブチャラティのどちらかが1番初めに起きるのだが、この日はフーゴであったようでリビングには誰もいなかった。
フ「良かった、誰もいませんね、いいですか?、昨日のことは誰にも口外しないように。2人だけの秘密です」
フーゴは人差し指をの唇に置いた。
「う、うん…分かった」
リビングで2人がゆっくりしてしばらくすると、他のメンバーも起きてきたのだった。