Golden Treasure[ジョジョーGWー]
第3章 新たなる生活
ゆっくり話しましょう、とジョルノが全員分の温かい飲み物を用意してくれた。
「ありがとう、ジョルノ」
ジョ「あぁ」
ブ「じゃあ早速聞こう、なぜはそう思ったんだ?」
「襲われて、すごく嫌だと思った時、私の周りにトリカブトが咲いたの」
ア「なにっ?」
フ「ト、トリカブト!?」
ナ「なんだ?それ」
ミ「そんなのも知らねぇのか、ナランチャは。流石の俺でも知ってるぜ?」
ジョ「花ですよ。紫色ですみれなどとよく似た、一見ただの美しい花ですが、猛毒です。トリカブトの葉1gで人間を殺せます。」
ナ「ま、まじかよぉ…」
ブ「咲いたあとは何か起こったか?」
「咲いた直後に、ブチャラティたちがきて、それと同時に花もなくなったの」
フ「それだけではどんな能力か、なかなか判断しづらいですね…」
ジョ「同時に何か他のことは起こらなかったのか?」
「うーん…あ」
ブ「ん?」
「トリカブトに蔦はないよね?」
フ「ありませんよ」
「だよね、トリカブトに蔦なんか生えてないはずなの。だけど襲ってきたやつの手足に蔦が伸びていったように見えた」
ミ「んー…」
ナ「俺、どんなスタンドか1ミリも分かんねぇ」
フ「あ…さん、前に昔から動物との意思の疎通が取れると言ってませんでしたか?」
「あ、うん、言ったよ」
フ「動物だけですか?虫や魚などはどうでした?」
「うーん、虫は近くに来ないでと思ってるからかあんまりそばに来ないし、魚は昔シュノーケリングした時綺麗な魚をたくさん見たいなぁと思ったらちゃんと見れたかな。そのくらいしかないかな、コミニュケーションが取れてる具体的なエピソードはそんなにないかも…」
ア「それとこれがなんの関係があるんだ」
フ「トリカブトだけでは確かに意味を持ちません。猛毒とは言え、触れただけで死ぬようなものではないですから。ということは、スタンドを発動させて敵を倒そうと思ったらそれを摂取させないといけない。」
ジョ「あ…」
「え?ジョルノ分かったの?私もわかってないんだけど」