Golden Treasure[ジョジョーGWー]
第3章 新たなる生活
「ま、まずいよブチャラティ…ナランチャのことだからみんなにあることないこと言っちゃうよ…」
ブ「それであいつらが納得してくれるなら好都合なんだがな」
ブチャラティがボソボソとつぶやいた。
「え?なに??」
ブ「いいや?そうだな、それじゃあ俺たちも下へ降りるか」
ブチャラティはの上から退き、手を差し出した。
しかしはもじもじとしていて、手を取ろうとしない。
ブ「どうした?やっぱりまだみんなのところに行くのは怖いか?」
「違う…そ、その…き、着替えするから…」
ブ「!?す、すまない…すぐに出よう」
ブチャラティが扉の外に向かうと
「ブチャラティ」
ブ「ん?」
「今日は本当に怖かった。どうしようもないほどに。これから先もこういう目に、下手したらもっとひどい目に合うかもしれないんだよね」
ブチャラティは言うしかないと思った。
自分達から離れてもいい、その方が安全で危険な目にあうこともない、彼はそういうしかないと思った。
ブ「もし…」
「それでも私はみんなに、ブチャラティについて行くよ。」
ブ「!?」
「私、覚悟が足りなかった。みんなと一緒にいる"覚悟"が。だけど今日できた。」
ブ「…」
「私はこれから何が起こっても、みんなと一緒にいたい。いさせてください。足手纏いかもしれないけど、捨てないで」
ブチャラティはツカツカと戻ってくると黙ってを抱きしめた。
「ブチャラティ…」
ブ「捨てたりなんか、するものか。 ありがとう。あんな目にあっても、俺たちといることを選んでくれて。俺からも頼む。もう二度と危険な目にあわせはしない。必ず守る。だから、俺たちと一緒に居てくれ。」
「うん」
も優しくブチャラティを抱きしめ返した。
ブ「それじゃあ、外で待っている」
ブチャラティはの肩をトントンと2回叩くと、部屋の外へ出ていった。
は別の服に着替え、ブチャラティと共にリビングへと向かった。