Golden Treasure[ジョジョーGWー]
第3章 新たなる生活
5人はブチャラティたちを見届けると
ミ「乱暴されて、裸にされて、その上ハサミなんてチラつかされて、死ぬほど怖かっただろうな…」
フ「あぁ!!僕が…僕たちがあの時追いかけていれば!!」
ナ「は怖い思いせずに済んだんだよな…」
ジョ「悔やんでも遅い。助かったんです。良かったじゃあ…」
ア「てめぇ!!」
アバッキオはジョルノの胸ぐらを掴んだ。
ジョ「痛いです、アバッキオ」
ア「助かったから良かっただと?そういう話じゃあねぇだろ!!はトラウマが出来たんだ、嫌な記憶ができちまったんだ!それでもおめぇはもっと早く行っていればとは思わねぇってのか!」
ジョ「思いますよ。もっと早く行っていれば、僕がちゃんと家を出るのを止めていれば、が怖い思いをすることも、トラウマを植え付けられることもなかった。ですが、僕たちにはの記憶を消してあげることも、時を巻き戻すこともできない。それにが汚されたわけでもない。二度言うのは無駄だから嫌いなんですが、もう一度言いますよ、アバッキオ。後悔しても遅いんだ。後悔するということは無駄なことなんだ」
ア「てんめぇ!!!」
アバッキオが拳を振り上げた。
ミ「ジョルノの言う通りだ」
ミスタの言葉にアバッキオの拳が止まった。
ア「なんだ?お前まで」
ミ「後悔しても、もう起きちまったことはどうしようもねぇ。だったらこれからに二度とあんな思いをさせねぇよう、止められなかった、間に合わなかった俺たちが責任をとって守っていく。これが俺たちにできる唯一の罪滅ぼしなんじゃあねぇかな」
ア「チッ」
クソッとアバッキオはジョルノの胸ぐらから手を離した。
5人の間には重たい空気が流れた。
そして皆、この時に"覚悟"を決めたのだった。を守っていく"覚悟"を。