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Golden Treasure[ジョジョーGWー]

第2章 再会


「その5年後、ミオが5歳で私が15歳のとき、お父さんも出張先で事故にあって亡くなった」

ブ「そうだったのか」

「それで、子供2人じゃ暮らせないから親戚の家に預けられたんだけど、お父さんの会社が多額の借金を抱えてたみたいで…みんなその肩代わりをしたくないからってたらい回しにされて、最後には施設に入れられた。」

ブ「借金ていうのはいくらくらいあったんだ?」

「80億リラくらいかな」

ブ「!?そんな額返せたのか?」

は首を横に振った。

「返せないよ。それに私たちがいた施設を営んでたのが牧師さんだったんだけど、私たちが知らぬ間にお父さんとお母さんの遺産も使い込まれててさ…だから今必死に働いてるんだ」

は苦笑いしながら言った。

ブ「そうか…弟は今も施設に?」

「ううん、18歳になると出て行かなくちゃいけないから私が出るタイミングで弟も一緒に連れてきたよ。」

ブ「じゃあ今は二人暮らしか?」

「うん、小さいアパートで暮らしてるの」

ブ「そうか…」

「それがボロボロのアパートでさー?まあ家賃安いから仕方ないんだけどね、だからブチャラティに見られたくなかったの。さっき何度も断ってごめんね」

ブ「いいんだ、気にするな」

「ありがとう。じゃあ私そろそろ行くね。次はブチャラティの話聞かせてね!」

は時計を見ると、そのまま公園を去った。
そして2人が話していた様子を見ていた者達がいた。



ア「あれはブチャラティじゃあねぇか?」

フ「本当ですね」

ミ「もいるぞ」

ナ「ちゃっかり2人で公園デートなんかしちゃってよぉ、ずりぃなぁ」

別の任務を終えた4人だった。

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